2013年3月11日月曜日
Movie: ATM / 2013 #5 ★☆☆☆☆
今年5本目の映画は「シチュエーションスリラー」
ATM (アメリカ 2012)
監督: デビッド・ブルックス
脚本: クリス・スパーリング
出演: ブライアン・ジェラティデビッド, ジョシュ・ペックコーリー, アリス・イブ
華氏-5~-6度(摂氏-20~-21度)の真冬にパーティー帰りの若者がATMに立ち寄ったところに、何者かに大きな駐車場の一角にあるATM建物内に閉じ込められるというパニック系映画。最近ではシチュエーションスリラーという分類になるそうです。
映画は特に意外性のある展開やスリル感もなくヒネリのない内容です。最後には謎の男が次なる獲物のプラン立てみたいなのをチラつかせるという、なんとなく「続編もありまっせ」っていうエンディング。別に続編を期待させるのは悪くは無いですが、スリラー系の映画にはやっぱりヒネリを加えて観客が「えっ!」って思う意外性のある結末であれば次回作を観てみたいとは思いますが。。。最後までそれを期待していましたが見事に外れ、「これまさか次回作も作れるの??」というなんともテンションの下がる結末でした。
このシチュエーションスリラーと呼ばれるジャンルでは「CUBE」「SAW」などが有名ですね。両方とも初回作品は斬新で面白い映画でした。この手の映画の共通点は「シリーズ」化されていくとこでしょうか。大抵のシリーズ化される映画はハリウッドの営業の毒牙にかかりどんどんオリジナルのコンセプトも衝撃も新鮮さも薄れ、過去にちょっとヒットしたというだけのタイトルとブランドに頼ったつまらない物になってしまうのが残念です。「パラノーマル・アクティビティ」のような悲劇は二度と繰り返さないで欲しいですな。
最近見たこのシチュエーションスリラーでお勧めできるのは「デビル」(Devil 2010年 アメリカ)です。なかなかヒネリも効いていて最後までハラハラする映画でした。
今回の作品「ATM」はコンセプト的には面白そうでしたがもったいない仕上がりというのが個人的な感想です。次回作を作る際は是非もっとあっと驚かされるような展開を盛り込んで欲しいです。
おすすめ ★☆☆☆☆
ラベル:
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デビル
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