2013年2月5日火曜日

Book: 戦国武将伝―リーダーたちの戦略と決断 / #4 ★★★☆☆


昨年末に沢山歴史・戦国系の本を買い込んだので今回もそのジャンルです (2013年 Book #4)。


戦国武将伝―リーダーたちの戦略と決断 (文春文庫)
白石一郎 著

19人の武将のについて書かれた短編集です。

「権謀術数に明け暮れる戦国武将が生きのこるための条件とは何か。武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら戦国時代をリードした覇者たちの野心と戦略。「秀吉の人間管理」「信長と骨肉の愛」「権謀術数に長けた毛利元就」「真田幸村と反骨精神」など、厳しい生き方を貫いた武将たちを描く19篇の興味深い歴史エッセイ。」(ブックカバーの説明より)

短編集ですのでそこまで「戦略・決断」などについてマニアックに深く分析している内容では無いので、私の様な歴史物初心者にはフムフムと自分の知識の薄さにストレスを感じることなく読める本です。

他の歴史本を読んでいる方には「おお!」っていう発見や、電車で駅を乗り過ごすほど手に汗握りのめり込む感じでは無いですが、逆にこのような短編集はサクサクと読めるので、こういう短編集も結構好きです。

西暦で育った私には、天正○○年と言われてもまだあまりぴんとこないんですけど。。。出来れば(西暦)を入れるとか(でも、この作品では要所要所では西暦も書かれています)、年代のチャートとか付録て付いているとかの方が私や私より若い世代の人にはありがたい。なんて思っている私はまだまだアマちゃんですね。

しかも昔の年号(日本の旧暦)と西暦は1ヶ月くらい誤差があったとかって聞きますし。。。じゃ、今の2月は昔の1月ってこと?? 年号に不慣れな上、暦もちがうとなると頭がパニックです。

そもそも旧暦って何?ということで、ちょこっと調べてみました。
★旧暦は太陰暦といって月の満ち欠けを元にしている。
★この太陰暦は現在の太陽を使った太陰暦に比べると1年で11日短い。なので、3年くらいで1ヶ月も誤差が出る。
★そんなずれたら使い物にならないので、3年ごとに「うるう月」がはいるらしい。ってことは1年に13ヶ月!?
★この「うるう月」は「13月」が出来るわけでなく、「閏4月」のように4月が2回くることになる。

サラリーマンにとっては給与が1か月分増える「うるう年」はうれしいですけどね。

そういえば少し前にこの旧暦を題材にした映画がやってました。

「天地明察」、あの「おくりびと」の滝田洋二郎監督の作品。でも、まだ「おくりびと」も私は見ていません。。今度はこの2作品でもレンタルしてみます。

なんだか今回の本とはあまり関係無い内容ばかり書いてしまいましたが、この作品は多くの歴史上人物を取り上げている短編集ではありますが、それゆえにうまく歴史・人物・出来事が要約されていて読みやすい本です。ただ「リーダーたちの戦略と決断」というタイトルの割りには戦略と決断についてはあまり印象に残らなかったのは短編集だったからなのでしょうか。取り上げている人物も多いので読み流してしまっていたのかもしれません。

じっくり読み込むというより、通勤や昼休み、仕事帰りにお酒を呑みながらサクッと読むのにおすすめです。

おすすめ ★★★☆☆



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