2013年2月5日火曜日

Movie: バイオハザードV リトリビューション / 2013#1 ★☆☆☆☆


今年最初の映画作品です(2013/Movie #1)。 観たのは年始の休み中にレンタルしてきた時でしたが期待はずれの作品だったので、すっかり見たことも忘れてました。


バイオハザードV リトリビューション
(原題: Resident Evil: Retribution)

監督:ポール・W・S・アンダーソン
脚本:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス他

日本のゲームメーカー「カプコン」の同名ゲームが映画化された作品のシリーズ5作目。

結論から言いますと私にとってはダメダメな映画でした。

個人的にはシリーズの1作目はなかなか見ごたえのある、その後のゾンビ映画ブーム再来の火付けになった色々な意味でいい作品でした。2002年に映画館で見たのですがスリル満点でしたね。2~3作目も、1作目ほどのインパクトやスリル感は無いのですがゾンビ映画ファンも楽しめる内容。

そして4作目でこの映画のシリーズは死んでしまいました。3D、はぁ? から始まり、なんとも締りのないストーリーにゾンビというそもそものコアな部分をいじり過ぎて(新キャラなど投入で) ホラー性がまったく無くなってしまった。

緊迫感のないホラー映画を人気シリーズにあやかって出してしまうハリウッドの無責任さ。しかも流行だけを意識した映画の3D化。おまけにストーリーも3Dを盛り込むため捻じ曲げられていてと、最初の3作を楽しんでいた者にとっては観ていて辛い作品に。

そして5作目。もうこの映画シリーズは死んだと思っていたらゾンビのごとく蘇った(笑)。なんだかゾンビの顔からイカの触手みたいのが出てきたり(これのタイプは4作目でも出てました)、銃で撃ってもやっつけられない奴とか、極めつけは銃や車やバイクを操る旧ソ連軍の兵士みたいなゾンビ集団。もはやゾンビのコンセプトはありません。あ、失礼、ゾンビではなくて「アンデッド」ですね、映画の中での呼び名は。

監督のポール・W・S・アンダーソンですがシリーズ全部を担当しています。今回の5ではなんとなく映画「エイリアン」に出てくるようなマユ状の卵や人間がネバネバの中に閉じ込められるシーンが出てくるんですが、この人がエイリアンシリーズの「エイリアンVSプレデター」も監督してたんですね。個人的には「VS」にしなくて「エイリアン」と「プレデター」別々で見た方が良かったですけど(エイリアンは1~2作目、プレデターはシュワルツネッガーが出ている1作目のみ好き)。

なんだか辛口な感想ですいません。。。 1作目はいい映画だったし期待していたシリーズだけにとっても残念なのです。この5はゾンビ映画、ホラー映画としてみるとやはり辛口な評価にならざるえない内容なのですが、もともとはゲームの世界・ストーリー元に映画にしているので、このゲームファンの方たちにとってはこれはこれでいいのかも知れません。まあ「サバイバルアクションホラー」というジャンルに今はなるそうなので、ホラーを進化させている点では評価できる作品だと思います。

でもね、、、映画として「ん~」って感じの仕上がりです。「サバイバルアクションホラー」という視点で自分なりに評価してみても:

サバイバル → ○ ま、これはあたってますな。
アクション → × ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションはいいんだけどちょっと前作から度が過ぎてる感じかな。マトリックスの2作目以降のあの度が過ぎたCGアクションにちょっと観てて飽きてきた時と一緒な感じ。ゾンビがオフロードバイクで激走とかカーチェイスとかって、この手の映画が好きな人はゾンビにアクション的動きは求めてないのですが。。。ゾンビの怖さもおどろおどろしさも無くなってしまいました。
ホラー → ×× これはアウトでしょ。スリルを求めた場面も無いし、全然怖くない。

最終興行収入38億1000万円を記録したそうです。これは2012年の洋画興行収入の2位!? 昨年いい映画があまり無かったのか、ハリウッドの営業的映画製作の成果が現れているのでしょうか。

いっそのこと次回作は全部CGにでもしてしまえばいい!なんて悲観的にもなってしまいますが、この映画はここまできたたらこれ以上ぶれずに、せめて今の方向性で極めて欲しいです。

おすすめ ★☆☆☆☆



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