2013年3月29日金曜日

Book: 上杉謙信 / 2013 #6 ★★★☆☆


今年6冊目の本です。また歴史物です。しかもまたもや上杉謙信関連。


上杉謙信 (吉川英治歴史時代文庫)
吉川 英治 著

今回の作品は『上杉謙信』。タイトルどおり戦国時代の越後の英雄、上杉謙信についての小説です。

謙信の生い立ちや人生などを描いているというよりは、かの有名な「川中島の合戦」を中心に宿敵武田信玄との駆け引き、策略、心理戦などが書かれています。

特に川中島の合戦の詳細は細かく書かれているのは、部隊の編成や動き方、戦い方などの兵法に興味がある私にはとても興味深くとても楽しめる内容でした。

上杉謙信が好きな私は『天地人』(火坂雅志著)や『上杉謙信・景勝・直江兼続 軍神の系譜』(坂上天陽 著)なども読みましたが、この2冊の中では上杉謙信の「儀」を重んじる姿勢と生き方や「英雄」として圧倒的なカリスマ性で国を率いる姿を中心に描いてるように思います。今回の作品『上杉謙信』ももちろん上杉謙信の『儀』と『英雄・統率力』が描かれていますが、戦場での武田信玄との駆け引きや上杉謙信とその取り巻きの心情などが詳しく書かれている内容です。

武田信玄、上杉謙信の視点でこの歴史的な合戦の様子が書かれているのがとても興味深く一気に読んでしまいました。

今年は4月5~7日に甲府で行われる信玄公祭りに行きたかったのですが、残念ながら千葉でバイクキャンプイベントが有るので参加できず。。 8月後半に新潟県の春日山のふもとで行われる謙信公祭は是非行ってみたいです。

年末に買い込んだ歴史物の本は後数冊残っていますが次回あたりからは他のジャンルに変えてみたいと思います。

おすすめ ★★★☆☆



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