今年13本目の映画です。
プロメテウス (原題: Prometheus, 2012 USA)
監督: リドリー・スコット
脚本: デイモン・リンデロフ, ジョン・スパイツ
出演: ノオミ・ラパス, シャーリーズ・セロン, マイケル・ファスベンダー, ガイ・ピアース, イドリス・エルバ
『エイリアン』のリドリー・スコット監督による『エイリアン』の序章とも思われるSF作品。
考古学者が古代遺跡で発見した古代人の絵画の情報を元に人類の起源解明のため宇宙船プロメテウスに乗り込みます。ただこのチームは大企業が集めたいわば民間チームで、雇い主(会社の持ち主)の依頼で方々から個性はぞろいの科学者や操縦士などが集められます。情報をもとに発見した惑星にたどり着いてまもなく人工的に作られた遺跡のようなものを発見。早速調査に向かいますがそこで無数の密封された砲弾のような筒や宇宙人の様な死骸などなど。。。なにやら開けてはいけない、見てはいけない、知ってはいけないことがどんどん起こり始め衝撃の真実が明るみに。。。
リドリー・スコット監督は『ブレードランナー』(1982)『グラディエーター』(2000)と『ハンニバル』(2001)などが有名です。特に『グラディエーター』は大好きな映画でした。当時初めて大型テレビをルームメイトと購入して最初に購入したDVDがこの映画でした。
余談ですが、「プロメテウス」とはギリシア神話に登場する神だそうです。その昔、怠慢な人間は全能の神ゼウスを怒らせ、ゼウスは人間から「火」を取り上げられてしまいます。それをプロメテウスが人間に返してあげるのですが、ゼウスにばれてしまい山の岸壁に張り付けの刑になったりと、人間寄りの神様だったようです。そもそもプロメテウスが人間を創造したという説もあるそうです。
映画前半はストーリーの設定の説明みたいのがダラダラと続きます。エイリアンの映画を見たことが有って映画がその流れを組んでいることを解ってないと多分途中で飽きてしまうのではという印象を受けます。。。後半も過去のシリーズに比べてハラハラ感が薄く。。。
エイリアンシリーズは1作目とジェームス・キャメロンが監督した2作目は傑作でした。今回の『プロメテウス』は映像とかは綺麗でしたけど、個人的には出てくる宇宙船とか乗員の装備とかを1~2作目の流れを意識したもっと無骨な(でもかっこよい)デザインとかだったら良かったなと思いました。
エイリアン2の乗り物デザインはかっこよかった。まあ、今回の映画は民間企業の乗り物で、2作目は軍隊(っぽかった気がします)だからデザインとかも違うのでしょうけど。
でもあの頃のアメリカのSF物のデザインってよかった。
おすすめ ★★☆☆☆
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