今年9本目の映画です。苦笑いと大笑い満載の作品でした。
監督: ラリー・チャールズ
脚本: サシャ・バロン・コーエン,アレック・バーグ,デヴィッド・マンデル,ジェフ·シェーファー
製作: アレック・バーグ,サシャ・バロン・コーエン,ジェフ·シェーファー,デヴィッド・マンデル,スコット・ルーディン
出演: サシャ・バロン・コーエン,アンナ・ファリス
アフリカのワディヤ共和国の独裁者アラジーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)は核開発はするわ、欧米には喧嘩を売るわ、少しでも気に入らなければ誰でも処刑してしまう過激な独裁者。ついに欧米諸国の怒りを買い国連で弁明しなければ戦争になる状況になりアラジーン将軍は国連本部の有るニューヨークに乗り込みます。そこで現地で護衛係りに拉致されて髭をそり落とされてしまいます。何とか逃げ出すも不良者同然の姿で身分を証明するものも何も持たず、髭もないので誰も彼に気づかない状況の中、ワディアの独裁政権反対運動に参加していたゾーイ(アンナ・ファリス)に出会い彼女の経営する自然食品のスーパーで働き始めます。アラジーン政権を密かに企み大金を手にしようとする親族が、アラジーンを替え玉とすりかえてコントロールしワディア共和国の民主化を宣言をしようと企みますが。。。
『ボラット』のサシャ・バロン・コーエン (Sacha Baron Cohen) とラリー・チャールズ監督 (Larry Charles) が再び作成したコメディ映画です。『ボラッド』 (ちなみに正式名称は『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』 原題:Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan とすごく長いタイトル)もかなり物議をかますブラックユーモアというかなんとも問題発言・ジョーク連発の、別の意味で手に汗握り大笑いする映画でしたが、今回の『ディクテーター』もやっぱり手に汗握り大笑いしました。
アンナ・ファリス (Anna Faris) は他映画のパロディを売りにする『最終絶叫計画』(原題:Scary Movie)シリーズでヒロインを演じているかわいらしいですがこういうコメディにピッタリな女優さんのイメージで、私は好きです、こういう3枚目キャラ。
ラリー・チャールズ監督は90年代のTVコメディの超人気番組『Seinfield』(邦題は「となりのサインフィールド」)も手がけています。この番組、日本では一時期Tsutayaでもレンタルできましたがあまりヒットしませんでした。でも当時はアメリカで一番人気のTVショーでフレンズよりも人気があったんです。あのころはFriendsのあとにSeinfieldが同じ日に同じチャンネルで続けて放映されていて「Must See TV Thursday」って良く言われていました。
『ボラッド』もそうでしたが、この映画は人種や民主主義、独裁者などを皮肉るきついジョーク(でも笑えます)が飛び交ったりしますが逆にそのブラックユーモアから本当の問題を浮き彫りにするところも面白いです。
『ボラッド』と『ディクテーター』の2本セット、お勧めです。サシャ・バロン・コーエン主演の『アリ・G』(原題: Ali G Indahouse The Movie / 2002 UK)も気になる一本。
おすすめ ★★★★☆
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